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相続で遺言書が複数見つかったらどうする?ポイントは日付と抵触!

2020/02/03

コラム

遺言書が複数残されていたら、どのように相続を進めるのか知っておきましょう。

最期の親の遺志を尊重して、家族で揉めることなく相続できると亡くなった親も安心して旅立てます。

 

複数の遺言書があった場合について解説しますので、有効となる書面の見分け方、2つのポイントを学んでくださいね。

不動産相続!複数の遺言書が見つかったら日付をチェック

複数の遺言書が見つかったら、日付をチェックするのがポイントの一つ目です。

なぜなら、日付が最新の遺言書が優先されるからです。

 

遺言は何度でも書き直せるので、被相続人の気持ちや生活環境の変化によって書き換える可能性は十分に考えられるでしょう。

複数の遺言書がでてきた場合は、まずは日付をチェックしてくださいね。

 

「〇年△月◇日」のように、特定の日を確認できる必要があり、「〇年△月吉日」などの記載では遺言は無効です。

「〇年母の日」などであれば日にちを特定できるので有効となりますよ。

 

また、作成方法には「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」がありますが、作成様式を欠いていなければ、どちらも同等に扱われます。

この場合も、最新の日にちの遺言が優先され、古い遺言は新しい遺言によって取り消されるので覚えておきましょう。

不動産相続!内容が抵触する複数の遺言書があったときの判断方法

複数の遺言書の内容が抵触しないときは、日付だけで判断できないのが二つ目のポイントです。

抵触とは矛盾のことで、新しく書き直されていても、古い遺言と比較して矛盾点がなければ、その点においては有効になります。

 

たとえば、古い遺言内容は不動産、新しい遺言内容は預貯金について書かれているようなケースです。

この場合、新しい日にちの預貯金における遺言だけでなく、不動産についての古い遺言も有効となります。

 

新しい遺言で不動産についての遺言の撤回が記載されているのであれば、もちろん古い遺言は無効になりますよ。

 

新しい遺言書に特段記載がなければ、日付が古くても有効な遺言となるので覚えておきましょう。

 

自筆証書遺言も公正証書遺言の判断の方法も同じで、日付と抵触しているかいないかがポイントです。

公正証書だからといって法的効力が強まるわけではないので注意しましょう。


まとめ

遺言書を複数見つけたなら日付をチェックし、新しい遺言と古い遺言で矛盾がないか確認しましょう。

矛盾のある抵触した記載であれば、日付の新しい遺言が有効です。

 

不動産相続を控えている方は、遺言書についての知識もおさえておくのがおすすめですよ!

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