2020/04/22
コラム
思いがけず相続することになったとき、まずやらなければならないのが相続税の申告書作成。
相続税の申告書は、税理士さんに頼むこともできますし、もちろん自分で作ることもできます。
今回は、相続税の申告書を自分で作るときに役立つ、国税庁のチェックシートについてまとめてみました。
相続税の申告書作成というと、なんだか難しそうですよね。
でも「それほど多くの財産ではないから税理士さんに頼むのはちょっと……」という方も多いかもしれません。
そこで役立つのが、国税庁のホームページでダウンロードできる「相続税の申告のためのチェックシート」。
個人による相続税の申告書作成は、一生に何度もあることではないので慣れている方はほとんどいませんよね。
だからこそ、申告書の間違いを極力なくすために提供されているチェックシートを活用しない手はありません。
国税庁のチェックシートには、遺言の有無や相続税評価方法の確認などが細かく記載されています。
そのため項目に従って申告内容を精査することで、慣れていなくても、初めてでも、ミスを防ぎながら相続税の申告書を作成することが可能となるのです。
●「非上場株式等についての相続税の納税猶予及び免除の特例」(特例措置)の適用要件及び提出書類チェックシート
●「非上場株式等の特例贈与者が死亡した場合の相続税の納税猶予及び免除の特例」(特例措置)の適用要件及び提出書類チェックシート
●「非上場株式等についての相続税の納税猶予及び免除」(一般措置)の適用要件及び提出書類チェックシート
●「非上場株式等の贈与者が死亡した場合の相続税の納税猶予及び免除」(一般措置)の適用要件及び提出書類チェックシート
●「個人の事業用資産についての相続税の納税猶予及び免除」の適用要件及び提出書類チェックシート
●「特定の美術品についての相続税の納税猶予及び免除」の適用要件・提出書類チェックシート
※チェックシートは国税庁HPへ(https://www.nta.go.jp/publication/pamph/jigyo-shokei/houjin.htm)
相続税の申告書を自分で作るのは、なかなかハードルが高いもの。
しかし国税庁が用意してくれているチェックシートを活用することで、正しい申告とスムーズな受理の道筋が見えてきます。
自分で申告するなら焦らず根気よく、一つひとつ丁寧にチェックシートで確認することが、相続税申告から受理への近道になりそうですね。
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